「最近、胸やけがする」「胃もたれ続く」「酸っぱいものが上がってくる」……。これらは「逆流性食道炎(胃食道逆流症)」の典型的なサインです。実はこの病気、一見すると胃とは無関係に思える場所にも不調を招くため注意が必要です。
逆流性食道炎の症状は、大きく二つに分けられます。一つは胃酸の逆流が直接引き起こす「典型症状」で、みぞおちから胸にかけて熱くなる胸やけや、胃もたれ感、酸っぱい液体が口まで上がる呑酸(どんさん)です。もう一つは、胃の外側に影響が及ぶ「非典型症状(食道外症状)」です。
非典型症状は非常に多彩です。逆流した胃液が喉や気管を刺激することで、長引くしつこい咳や喘息、喉の違和感が生じることがあります。また、胃酸の刺激が神経を介して伝わったり、胃の動きが悪くなってガスや食べ物が溜まったりすることで、左右の肋骨の下あたり(季肋下部)に重苦しさや張りを感じることもあります。中には心臓の病気と間違えるほどの強い胸痛を伴うケースもあり、自己判断は禁物です。
「風邪でもないのに咳が続く」「喉や肋骨の下に違和感がある」といった症状がある場合、まずは内視鏡検査を受けましょう。
重大な病気が隠れていないか、食道の粘膜に傷があるかを正しく診断することが、毎日を健やかに過ごすための令和の新習慣です。
※WEB予約は胃カメラのみとなっております。大腸カメラは事前説明および前処置が必要なためお電話でのみご予約を承っております。
あさひかわ末広内科・内視鏡クリニック
院長 佐藤
掲載(2026年6月)


