あなたの「腸」のSOS、見逃していませんか:便潜血検査

「健康診断の便潜血検査で陽性だったが、自覚症状がないから様子を見よう」「自分には痔があるから……」。そんなふうに思っていませんか?実はその「思い込み」こそが、最も警戒すべきリスクかもしれません。

便潜血検査は、便に混じった目に見えない微量の血液を調べる検査です。この検査の真の目的は「大腸がんの早期発見」にあります。大腸がんは、初期には自覚症状がほとんどありません。しかし、進行すると血便や便秘、腹痛といった症状が現れます。この検査で陽性が出るということは、腸管内のどこかで出血しているサインであり、ポリープや大腸がんが潜んでいる可能性を教えてくれているのです。

もちろん、「陽性=がん」ではありません。痔や単なる腸の炎症であることも多いですが、一番怖いのは「検査結果を無視すること」です。

大腸がんは、早期に発見できれば、治療で完治できる可能性のある病気です。

健康診断の判定は、あなたへの大切なメッセージです。もし陽性の結果が出たら、恥ずかしがったり怖がったり、面倒くさがらずに、「大腸内視鏡検査」を受けて病気が隠れていないかどうか調べてみてください。たった一度の精密検査が、あなたの未来を大きく変えるかもしれません。「自分は大丈夫」という過信を捨て、今日からご自身の腸の健康に向き合ってみましょう。

→医師と会話をしながら緊張感なくリラックスして検査を受けている様子

↑大腸カメラは事前説明と前処置が必要なため
必ずお電話でご予約をお願いします。

あさひかわ末広内科・内視鏡クリニック
院長 佐藤

掲載(2026年5月)